• 医療コラム
  • 2016.11.28

中国四国支部学術大会に参加してきました。(新地店 T・O  2016)

11月5(土)、6日(日)に岡山県就実大学で行われた、日本薬学会・日本薬剤師会・日本病院薬剤師会が共催している
第55回中国四国支部学術大会に参加してきました。

1日目はパーキンソン病の治療薬がラットの認知機能に与える影響についてや、
岡山大学病院の病院長である槇野博史先生による特別講演、糖尿病性腎症の温故知新などを拝聴してきました。
1800年代から既に糖尿病の診断がなされていたことや、1970年代では糖尿病性腎症について、高タンパク質が必要といった、
現在とは逆の考え方がスタンダードであったことなど、時代とともに病気のメカニズムが解明され、それに応じて治療も変わっていく必要があることを学びました。

2日目はワルファリンやDOAC等の薬剤服用時における副反応や、腎機能が低下した方への酸化マグネシウム製剤の適正使用、
ポリファーマシーへの薬剤師の関与についてや、日常的に使用されている薬剤でも、服用されている方の体調、症状の変化が薬剤の効果に影響を与えるため、
そういった変化をより注意しておく必要があることを学びました。

またポスター発表においても、実際に裁判となった医療に関しての案件に対して、それを防ぐ、もしくは起きてしまってからの対処の方法についての考察があり、
とても学ぶことが多い学術大会になりました。